禁煙外来 初診

禁煙外来:初診の内容

 

禁煙外来のスケジュール

 

最初に医師に尋ねられたのは、どれくらいの期間タバコを吸い続けてきたのか?ということでした。

 

私は、15歳くらいから吸い始めて、50歳になっても毎日20〜30本のショートホープを吸い続けていると説明しました。

 

すると、医師は、どうして禁煙しようと思ったのか?と聞いてきました。私は、体に不具合などが出た訳ではないので、「体に悪いから」と答えました。

 

禁煙しようと思ったきっかけによって、禁煙の成功率を予測したかったのではないかと思うのですが…。

 

そのあと、禁煙外来のスケジュールを下記のように説明してくれました。

1週目

・1〜3日までは、食後に薬を一錠飲む。
・4〜7日までは、朝と晩に薬を一錠ずつ飲む。
・出来るだけ我慢する方が良いが、タバコは吸って良い。

 

2週目

・毎日、朝と晩に薬を一錠ずつ飲む。
・一切、タバコを吸わないようにする。

 

チャンピックスを飲む期間
禁煙外来の期間は3ヶ月間で、チャンピックスという薬を3ヶ月間飲み続ける。そのあとも、必要であれば医師と相談してチャンピックスを服用することは出来る。

 

禁煙の成功率
禁煙を開始して、8週目以降も禁煙が続いていれば、ほぼ禁煙は成功するが、8週目に入っても喫煙しているようであれば、3ヶ月間で禁煙を成功させることは難しい。

 

禁煙外来の健康保険適用について
禁煙外来は健康保険が適用されるが、禁煙に失敗して再度禁煙外来を利用する場合、禁煙外来を利用してから1年以内は、健康保険は適用されない。そのため、健康保険を使って禁煙外来を利用したいのであれば、2回目は1年以上経ってからでしか利用できない。

 

 

 

禁煙外来ではチャンピックスを服用

 

少しでも禁煙しやすくするために、禁煙外来ではチャンピックスと呼ばれる薬を毎日服用するのですが、そのチャンピックスの特徴は下記の通りです。

チャンピックスの作用

 

■ タバコを吸ったような状態にする
脳の中にあるニコチン受容体に、チャンピックスの成分が付着して、ニコチン切れの症状(イライラ感など)を軽くする。

 

■ タバコの味を変える
タバコを吸ってしまっても、タバコが美味しいと感じにくくする。

チャンピックスの副作用

 

・吐き気・頭痛・上腹部痛・便秘・お腹の張り・不眠・眠気・めまい・意識障害など

 

チャンピックスは、上記のような副作用が出る場合があり、特に「めまい」「眠気」「意識障害」が出た場合、車の運転などをしていると危険であるため、医師からはチャンピックスを飲んだあとは、車の運転は絶対にしないようにと注意を受けました。

 

私の仕事は内勤であるため、仕事で車を運転することはありません。しかも、自家用車はありますが、月に数回乗る程度です。それを医師に伝えた所、それであればチャンピックスを服用して構わないということでした。

 

しかし、車通勤している人や、車に乗る仕事をしている人は、チャンピックスは飲めないので、どうするのでしょうね。ニコチンパッチやニコチンガムなどもあるので、チャンピックス以外の方法で禁煙するのかも知れないですが、そこまでは聞きませんでした。

 

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別の席に移って…

 

医師から禁煙外来のスケジュールやチャンピックスを飲んだ場合の注意点などの説明を受けたあと、看護師さんに「○月○日から禁煙を開始します」という覚え書きのようなモノを書かされました。

 

これは、健康保険で喫煙治療を受ける場合、禁煙治療を受けることに文書で同意しているという条件が入っているからです。

 

そのあと、器具を使って、私が吐く息の中に含まれている一酸化炭素の濃度を測定しました。確か、19ppmだったと思います。

 

 

 

禁煙の怖さを知る

 

看護師さんとのやり取りが終わったあと、また医師の前に座らされ、また医師からの説明が始まりました。医師は、私の一酸化炭素濃度の測定結果を見て、タバコの煙をしっかり吸い込むタイプだと言っていました。

 

そして、タバコを吸い続けていると、COPDになる危険性があるという話をされました。COPDとは、簡単に言えば呼吸をしにくくなる病気のことで、ヒドい場合は死に至るということでした。

 

タバコを吸う人たち全員がCOPDになる訳ではないが、禁煙を成功させるためには、タバコを吸い続けることの怖さをもっと知る必要があるということでした。

 

タバコが体に悪いということは誰でも分かっているが、タバコを吸った瞬間にどうにかなる訳でもないため、タバコをやめられない人たちは、喫煙の怖さを分かっていないと嘆いておられました。

 

逆に言えば、喫煙の怖さを本当に理解していれば、タバコをやめるのは簡単だという話もされていました。私としては、タバコの有害性など分かっているつもりでしたが、禁煙に失敗し続けてきたということは、頭で理解してるだけだったということでしょうね。

 

 

 

チャンピックス服用の可否確認が必要だった

 

私は、パニック障害のため、毎日薬を2錠飲んでいます。その2錠の薬は、脳の神経に作用する薬です。禁煙外来で使用するチャンピックスも、脳内を刺激する薬です。そのため、私が通っている精神科の先生に連絡をし、チャンピックスを服用しても良いのか確認して欲しいということでした。

 

そして、精神科に電話連絡をし、チャンピックスを服用することについて確認したところ、服用しても大丈夫ということでした。

 

初診は、以上のような感じでした。

 

私の勝手なイメージでは、禁煙を始めた初日から、1本も吸わないようにするモノだと思っていましたので、少し拍子抜けした感じでしたが、私は翌日からタバコを全く吸わないつもりでいました。

 

しかし、禁煙はそんなに簡単なモノではなかったです…。

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