禁煙外来 失敗

禁煙外来で失敗しないために…

 

喫煙していると簡単にバレる!

 

30年以上もタバコを吸い続けて、何度も禁煙に挑戦しましたが、禁煙することが出来ず禁煙外来を受診しました。

 

禁煙外来のスケジュールでは、3ヶ月で完了することになっています。ただ、頻繁に通院する必要はなく、受診するのは、初診・2週目終了時・4週目終了時・8週目終了時・12週目終了時の5回だけです。

 

初診は、禁煙スケジュールなどの説明と血圧測定と呼気一酸化炭素濃度測定があり、2回目以降の通院は、血圧測定と呼気一酸化炭素濃度測定をして、あとは頑張って禁煙を続けて下さいと言われるだけです。

 

そのため、診察時間は数分で完了します。ただ、私は禁煙できていたので、その程度の診察だっただけで、タバコを吸ってしまった人に対しては、もっと色んな説明や戒めなども言われるのかも知れません。

 

ちなみに、呼気一酸化炭素濃度測定とは、吐いた息に含まれる一酸化炭素の濃度を測定する検査です。その検査をすると、タバコを吸っている人は数値が8ppm以上になります。そのため、タバコを吸っていれば、医師に「禁煙しています」とウソを言っても、簡単にバレてしまいます。

 

ただ、吸っている空気によって、息と一緒に吐き出される一酸化炭素の濃度は違ってきますので、排気ガスの多い所で仕事をしている人などは、禁煙をしていても数値は高くなります。しかし、禁煙を続けていれば、8ppm以上になることはないようです。

私の呼気一酸化炭素濃度測定の結果

 

@ 初診:16ppm
A 診察2回目:1ppm
B 診察3回目:4ppm

 

 

最初の1週間は吸っても良い

 

禁煙外来の禁煙スケジュールでは、最初の1週間はタバコを吸っても良いことになっています。しかし、2週目からは完全な禁煙生活に入ります。

 

私としては、最初の1週間も完全に禁煙するつもりでいましたが、誘惑に負けてしまい、下記の通り最初の1週間は毎日タバコを吸っていました。

 

毎日「今日は吸わないでおこう」と思うのですが、食事のあとなどは我慢できずに吸っていました。そして、「明日から完全に禁煙しよう」と思うのですが、やはり我慢できずに翌日も吸っていました。

 

吸っても良い週だと思うと、どうしても誘惑に負けてしまいます。

 

しかし、2週目からは吸ってはいけないことになっていますので、かなり我慢を強いられましたが、禁煙を続けることが出来ました。

 

初めて受診した翌日から、毎日チャンピックスという薬を飲むのですが、チャンピックスは、タバコを吸いたいという気持ちを和らげてくれます。

 

しかし、完全に吸いたくなくなる訳ではありません。あくまで吸いたくなる気持ちを和らげる程度です。そのため、初診から1ヶ月経っても、タバコを吸いたいという気持ちは毎日ありました。特に、食後・運転中などは吸いたくなります。

 

あと、知人と飲みに行ったときなど、知人がタバコを吸っていると、どうしても吸いたくなり、知人に「1本だけちょうだい」と言いそうになります。誘惑に負けそうになって、1本だけなら大丈夫だろうと思ってしまうのですが、1本吸ってしまうと、そのあとも「あと1本くらいなら…」となり、禁煙に失敗するのは目に見えています。そのため、知人と飲みにいくときは、かなりの我慢を強いられることになります。

 

という訳で、目の前でタバコを吸われると、どうしても自分も吸いたくなるので、少なくとも禁煙外来を受診している間は、知人と飲みに行ったりすることは控えた方が良いかと思います。

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初診から1ヶ月間の結果

1週間目の喫煙本数

 

■ 1日目:20本
■ 2日目:5本
■ 3日目:10本
■ 4日目:3本
■ 5日目:9本
■ 6日目:5本
■ 7日目:3本
---------------
■ 小 計:55本

2週間目の喫煙本数

 

■ 8日目:0本
■ 9日目:0本
■ 10目目:0本
■ 11日目:0本
■ 12日目:0本
■ 13日目:0本
■ 14日目:0本
---------------
■ 小 計:0本

3週間目の喫煙本数

 

■ 15日目:0本
■ 16日目:0本
■ 17目目:0本
■ 18日目:0本
■ 19日目:0本
■ 20日目:0本
■ 21日目:0本
---------------
■ 小 計:0本

4週間目の喫煙本数

 

■ 15日目:0本
■ 16日目:0本
■ 17目目:0本
■ 18日目:0本
■ 19日目:0本
■ 20日目:0本
■ 21日目:0本
---------------
■ 小 計:0本

 

上記の通り、2週目からは1本も吸うことなく禁煙することが出来ました。これは、チャンピックスを毎日飲むことによって、多少は吸いたい気持ちを抑えられていたからだと思います。

 

しかし、吸いたい気持ちがゼロになる訳ではないため、我慢は必要です。

 

あと、禁煙をやめようかと思ったときが何度かあったのですが、その理由は、「この先、タバコの美味しさを味わうことが出来ないのか」と思うと、人生の幸せをひとつ無くしたような感じに思えたからです。

 

「健康」と「タバコの美味しさ」を天秤にかけた場合、健康の方が重いに決まっています。しかし、それが分かっていても、タバコの美味しさが捨てがたいというのは、タバコへの依存度がかなり高いのだと思います。

 

そのような状態から抜け出すのは簡単でないのは当然ですから、禁煙外来を利用したからといって、簡単に禁煙できるものではありません。

 

タバコの依存度は、薬物に匹敵すると言われているくらいですから、禁煙するのであれば、それなりの覚悟を持って望まないと失敗に終わります。

 

禁煙外来を受診しても、3ヶ月間の間に受診するのは、初診を合わせて計5回だけです。医師が絶えず横にいて、タバコを吸いそうになったら止めてくれる訳ではないので、タバコを吸おうと思えば、いつでも吸うことができます。

 

しかし、タバコを吸いたいと思ったとき、医師の存在を意識することで、多少は我慢する気持ちが生まれます。例えば、次回の診察で「禁煙は続いています」と言ってみたいとか、禁煙に失敗すると診察料や薬代が勿体ないと無理やりにでも思うことで、吸いたいという気持ちにブレーキをかけることが出来ます。それを子供騙しのようなモノだとバカにするのではなく、禁煙するために何でも利用するという気持ちが必要です。

 

私が1ヶ月目をクリアできたのは、ここまで我慢してきたのだから、今タバコを吸ってしまうと、これまでの努力が水の泡になると思い続けていたからです。

 

ただ、タバコを吸いたいという気持ちは無くならないので、お菓子を食べたり、軽い筋トレをしたりして、気を紛らわせて吸いたいという思いを打ち消す努力も必要です。

 

いずれにしても、1ヶ月くらい禁煙を続けたところで、タバコを吸いたい気持ちは無くなりません。そのため、あと少しでタバコを吸いそうになったことは何度もありました。

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